「頭がしめつけられるように痛い。これって緊張型頭痛かな?」
「緊張型頭痛の人って多いっていうけど、ホント?」
など、緊張型頭痛について知りたいことが多いと思います。
今回は、緊張型頭痛の種類と片頭痛との違いをまとめてみました。
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頭痛持ちの半分以上は、緊張型頭痛
緊張型頭痛は、頭痛の中で最も患者の人数が多い頭痛です。
頭痛を分類すると半分以上は緊張型頭痛に該当し、その症状を持っている人は日本中で2000万人以上いるとされてます。
痛みの特徴としては、
- 頭の両側が締め付けられるように痛み出します。
- 痛みが始まるときは、徐々に痛みが強くなって継続する時間が長いです。
- 頭痛が起きる頻度は、月に数回程度起こる人や毎日続いてしまう人もいます。
- 痛む時間は短い人では、30分程度。長い人は、1週間も続く場合もあります。
などです。
なかでも、頭全体を締め付けられるような痛みが特徴的です。
例えるならば、サイズの小さい帽子を無理やりかぶせられて窮屈な状態です。肩から首にかけて筋肉の硬直が見られる場合も多く、人によっては頭に重りを乗せて歩いているような頭重感を感じる人も少なくありません。
頭痛の症状に加えて
- 浮遊感を伴うめまい
- 体のだるさ
- 目がいつも以上になぜか疲れやすい
などの症状を伴う場合もあります。
緊張型頭痛の種類
緊張型頭痛は、頭痛の起きる頻度、回数などによって細かく分けることができます。
慢性緊張型頭痛
1ヶ月のうち、15日以上頭痛が生じる。
頻発反復性緊張型頭痛
1ヶ月のうち、1〜15日未満頭痛が生じる(年間12~180日未満)
稀発反復性緊張型頭痛
1ヶ月のうち、1日未満頭痛が生じる(年間12日未満)
一口に緊張型頭痛といっても、頻度に相当差があることがわかります。
1か月のうちに、半分以上頭痛があるのと、1回だけ頭痛あるのでは、生活の質という点で全然違いますもんね。
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緊張型頭痛と片頭痛の違い
吐き気の違い
片頭痛では、しばしば吐き気を伴う場合が多いです。
それに対して、緊張型頭痛では吐き気を伴うことは稀です。
音や光に対しての過敏反応の違い
片頭痛では、音と光の両方に対して過敏反応を起こす方がいます。
それに対して緊張型頭痛では、光や音に対する過敏反応はあまり起こらないです。
もし過敏反応があったとしても、音もしくは光の片方だけで、両方に対して過敏反応を起こす人はとても少ないです。
痛み方の違い
片頭痛では血管の拡張が痛みに関連しているため、ドクドクと脈を打つような痛みがあります。緊張型頭痛では、脈拍と連動するような痛みはなくズキズキとした感じです。
痛みの強さの違い
片頭痛は痛みの程度が強いです。なので家事や仕事などを継続することができなくなって、横になって寝込まずにはいられないというくらいです。
緊張型頭痛では、痛みの程度が弱〜中程度です。仕事や勉強などを痛みがあっても何とか継続できるというくらいです。
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まとめ
- 緊張型頭痛は、頭痛の中で最も患者数が多い頭痛。
- 1か月の内、15日以上起こると慢性緊張型頭痛となる。
- 片頭痛と異なり、吐き気を伴う場合は少ない。
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