「鼻炎薬を飲むと、いつも眠くなっちゃう。」
「病院の薬では眠気が出なくて、市販の薬で眠気が出る。」
「アレルギー薬を選ぶときに、眠気が出ないものを見分けたい。」
など、色々と知りたいことがあると思います。
今回は、鼻炎薬で眠くならないもの選ぶ3つの簡単な方法についてまとめてみました。
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鼻炎薬の眠気の原因とは?
鼻炎薬で眠気が出る原因として一番多いのは、抗ヒスタミン薬の副作用によるものです。
ヒスタミンという物質が体の中で過剰に働くと、くしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみなどアレルギー反応が起こります。
この働きを抑えるのが、抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬です。服用をすることで、くしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみなどが改善されます。
しかし、ヒスタミンの働きの中には、中枢神経における神経伝達作用というのもあります。この働きが薬によって抑えられてしまうと、神経伝達が緩和になり、眠気やだるさなどの副作用につながるのです。
つまり、抗ヒスタミン作用は、アレルギーを抑えるのに必要だけれども、眠気を起こす原因にもなり得るのです。
では、どうしたら眠気の副作用の部分だけをカットして、アレルギーを抑える効果を得られるのでしょうか?
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解決策1 第2世代の抗ヒスタミン薬を選ぶ
抗ヒスタミン薬は、昔からある第1世代と比較的最近作られた第2世代に分けることができます。そして、第2世代の抗ヒスタミン薬は、第1世代の抗ヒスタミン薬で起こりやすい眠気の副作用を改善したものになります。
なので、抗アレルギー作用を持ちながら眠気の副作用は起こりにくいのです。
市販されている第2世代の抗ヒスタミン薬は、アレグラやアレジオンなどがあります。
【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
【第2類医薬品】アレジオン20 6錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
また、昔から販売されている市販の薬には、第1世代の抗ヒスタミン薬が含まれていることが多いです。
ストナリニSには、第一世代の抗ヒスタミン薬であるクロルフェニラミンが含まれています。
薬のパッケージの裏に書いてある抗ヒスタミン成分が、第1世代か第2世代かで眠気の頻度はかなり変わってきます。
【関連記事】アレルギーの薬 眠気の副作用比較 あなたの薬は眠気の確率何%?
解決策2 抗ヒスタミン薬でない鼻炎薬を選ぶ
アレルギー・鼻炎薬の飲み薬にはいくつか種類があり、一番主流なのが抗ヒスタミン成分なのですが、実はそのほかにも抗アレルギー作用がある成分があります。
例えば、ケミカルメディエーター遊離抑制薬といって、体の中にヒスタミンが分泌するのを抑えるような薬もあります。
【第2類医薬品】アレギサール鼻炎 30錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
ケミカルメディエーター遊離抑制薬は、副作用で眠気の心配は全くいらないでしょう。
ただ、このグループの薬は鼻炎治療のガイドラインでは、軽症から中等症の程度で推奨されています。重度の症状でお悩みの方には、あまりお勧めできません。
解決策3 点鼻薬を使う。
眠気の出る抗ヒスタミン薬を飲むのではなくて、点鼻薬を使う方法もあります。
点鼻薬は、主に鼻の粘膜に作用するスプレータイプの薬です。
薬の成分が体に吸収される量は極わずかです。
なので、副作用は鼻の刺激感などはありますが、眠気やだるさなどの中枢神経系に関するもの頻度はかなり少ないです。
【第2類医薬品】ザジテンAL鼻炎スプレーα 12mL ※セルフメディケーション税制対象商品
【関連記事】市販の点鼻薬3つ比較 副作用がなく安全性の高いおすすめ品はどれ?
まとめ
- 鼻炎薬で眠気が出る原因は、抗ヒスタミン作用が関係している。
- 第2世代の抗ヒスタミン薬は、眠気の副作用が軽減されている。
- 抗ヒスタミン成分でないアレルギー薬や点鼻薬は、眠気の副作用の頻度が低い。
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