アレルギー薬の強さ比較 ランキングとグループ分け

アレルギーの薬 薬の強さ比較 アレルギーの薬

 

「アレグラって、CMとかで名前を聞くけど、どのくらい強い薬なの?」

「そもそもアレルギーの薬で、一番強いのはどれ?」

「病院でもらうアレルギーの薬を飲んでも効かない気がする…。この薬って弱いの?」

 

など、色々と疑問があると思います。

薬の強さって、なかなかわかりにくいですよね。

 

今回は、普段目にする機会も多いアレグラやアレロック、ザイザルなどのアレルギーの薬の強さについて、まとめてみました。

 

 

 

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第2世代 抗ヒスタミン薬の強さのグループ分け

強さ 商品名 一般名
強い ザイザル レボセチリジン塩酸塩
アレロック オロパタジン塩酸塩
デザレックス デスロラタジン
ビラノア ビラスチン
ルパフィン ルパタジン
中間 ジルテック セチリジン塩酸塩
タリオン ベポタスチンベシル酸塩
エバステル エバスチン
アレジオン エピナスチン塩酸塩
弱い アレグラ フェキソフェナジン塩酸塩
クラリチン ロラタジン

 

実は、第二世代抗ヒスタミン薬をすべて一度に比較した試験というのは無いようです。

なので、ネット上で信頼できそうな医師や薬の専門家のサイトを参考にして、私の判断で第二世代の抗ヒスタミン薬11種類の表を作成しました。

 

 

上から順にアレルギーの薬の強さを並べたつもりです。

しかし、ランキングというよりも、強いグループ、中間のグループ、弱いグループと3つのグループに分かれるんだなという認識程度に思って頂きたいというのが本音です。

 

 

2018年7月3日 追記

ルパフィンの強さを追加しました。

比較的最近出た薬になるので、薬の効果は強い部類に入ります。

 

効果の強さと眠気の強さ

この表を見て、

「あっ、ザイザルとかアレロックは効果が強いのか~。そしたら、眠気も強いだろうから気をつけなきゃ。」

とお思いの方もいるかと思います。

 

でも、この表はあくまでも強さの比較だけであって、眠気の比較ではありません。

薬のイメージとしては、抗アレルギー作用の強い薬=眠気の強い薬という考えをお持ちの方もいると思います。

 

そう思うのは、ごくごく自然なことだと思います。

しかし、それは古い世代の第一世代の抗ヒスタミン薬に当てはまることであって、第二世代の抗ヒスタミン薬に当てはめて考えることは適切ではありません。

 

「第二世代」というくらいですから、世代が進むにつれて、

薬の効果は強く、副作用の眠気は低くという、目的で抗ヒスタミン薬は開発されてきました。

 

アレルギー薬の眠気について詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になると思います。

【関連記事】アレルギーの薬 眠気の副作用比較 あなたの薬は眠気の確率何%?

 

 

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抗ヒスタミン薬の開発の歴史

第一世代抗ヒスタミン薬

薬の進化の歴史としては、第一世代の抗ヒスタミン薬が最初に市場で販売されました。

この薬は、効果が表れるのが早い反面、眠気の副作用の頻度が高いことから、鼻水や蕁麻疹がすぐにとまるが、眠気が強く出るというイメージがついたと思います。

 

特にお年を召した方などは、特にそのイメージで「強い薬=眠い薬」との認識を持つ方がおおいです(^-^;

 

このような薬だと、お医者さんには

「眠気が少なくて、日常生活を送る上で支障がでない薬はないの?」

という要望を伝えることが多かったです。

その経緯が、第二世代の薬の開発に生かされます。

 

第二世代の抗ヒスタミン薬

第一世代の抗ヒスタミン薬の不足している部分を改善し、患者や医師の要望に応えるために開発されたのが、第二世代の抗ヒスタミン薬です。

 

抗ヒスタミン薬の効果は、高く、なおかつ眠気を少なくしたい。

そのことで、鼻水やじんましんをとめるけれども、眠気は出ないようにして、患者さんの生活の質を高めることができます。

誰もが眠気が少ない薬の方がいいですもんね(^-^;

 

第二世代の抗ヒスタミン薬8種類が、日本で発売された順

発売された年度 商品名 一般名
1994年 アレジオン エピナスチン塩酸塩
1996年 エバステル エバスチン
1998年 ジルテック セチリジン塩酸塩
2000年 タリオン ベポタスチンベシル酸塩
2000年 アレグラ フェキソフェナジン塩酸塩
2001年 アレロック オロパタジン塩酸塩
2002年 クラリチン ロラタジン
2010年 ザイザル レボセチリジン塩酸塩
2016年 デザレックス デスロラタジン
2016年 ビラノア ビラスチン
2017年 ルパフィン ルパタジンフマル酸塩錠

 

この表のようになります。

2017年にルパフィンという薬が発売されたのが、もっとも最近になります。

CMでよく耳にするアレジオンやアレグラなどは、発売から10年以上経っているベテラン選手とは知らなかったです。

 

 

 

参考にさせて頂いたサイト

第2世代抗ヒスタミン薬の比較 | あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここでは成人向けの抗ヒスタミン剤の話をします。小児向けの抗ヒスタミン剤については、こちらをご覧下さ...

https://minacolor.com/drug/アレグラ錠60mg/articles/973

 

 

まとめ

  • 第二世代の抗ヒスタミン薬では、ザイザル、アレロックあたりが一番効力が強い。
  • 第一世代の抗ヒスタミン薬の眠気の副作用を軽減する目的で、第二世代の抗ヒスタミン薬が開発された。

 

アレルギーの薬
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コメント

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