「私、こめかみの痛みと、頭をしめつける痛みのどちらもある。」
「緊張型頭痛と片頭痛って、一緒に起こるの?」
など、緊張型頭痛と片頭痛が合わさった症状を、混合型頭痛といいます。
今回は、混合型頭痛、片頭痛と緊張型の頭痛の見分け方についてまとめてみました。
スポンサーリンク
混合型頭痛とは?
緊張型頭痛と片頭痛の症状を併せ持つ人がいます。
2種類の頭痛を併せ持っているので、混合型頭痛といいます。
そのなかでも、
前兆がない片頭痛
+ 頻発緊張型頭痛の症状 |
を併せ持つ人が多いようです。
最初に片頭痛の症状が起こり、後に緊張型頭痛に移行する場合と、
最初に緊張型頭痛が起こり、次いで片頭痛が起こるタイプの2通りがあります。
最初に起こる頭痛に合わせた対処をすることが、混合型頭痛を緩和するポイントになります。
片頭痛と緊張型頭痛の見分け方
ここで、片頭痛と緊張型頭痛の見分け方を見てみましょう。
あなたは、どちらの方により近いでしょうか?
A に当てはまる → 片頭痛の可能性が高いです。
B に当てはまる → 緊張型頭痛の可能性が高いです。
頭の痛み方
- A ズキズキ、ドックドックとした脈を打つような痛み方
- B 頭が締め付けられるような痛み方。重い感じもする。
片頭痛は血管の拡張が原因なので、脈を打つような痛み方が特徴です。
それに対して緊張型頭痛は、筋肉の凝りが原因で頭重感も伴うことが多いです。
頭痛の強さ
- A 今やっている仕事を続けられないくらいつらい痛み。すぐに横になりたい。
- B なんとか今やっている仕事は続けられる痛み。
痛みの強さは、片頭痛の方が緊張型頭痛よりも強いといわれています。
ただ、痛みの感じ方の程度は個人差もあると思うので、目安程度に考えてみてください。
お風呂に入った時
- A 頭痛の症状が悪くなる
- B 頭痛の症状が良くなる
お風呂に入ると血行が良くなります。
その結果、片頭痛では血管の拡張がより強調されてしまい、痛みが強くなります。
また、緊張型頭痛では血流が改善することで筋肉のコリがほぐれ痛みが緩和されます。
運動をした時
- A 頭痛の痛みが増す。
- B 頭痛の痛みが和らぐ
これもお風呂に入るときと同じような理由になります。
運動をすることで、血流の促進が期待できます。
片頭痛では症状が悪化し、逆に緊張型頭痛では痛みが緩和します。
スポンサーリンク
頭痛ダイアリーで、頭痛を見分ける
実は、頭痛がありますと医師に伝えるだけでは、片頭痛か緊張型頭痛かすぐに判断することができません。
しかも片方だけの症状だけでなく、両方の混合型頭痛であるかを判断するのはなおさらわかりにくいです。
医師の正しい判断を導くために、患者側である私達にできることがあります。
それは頭痛ダイアリーでしっかりと記録をつけることです。
頭痛ダイアリーとは、日本頭痛学会が推奨している頭痛を正しく治療するための日記です。
以下のHPより、無料でダウンロードできます。
日本頭痛学会頭痛ダイアリーのページ
- 頭痛が起きたときの出来事や状況
- 頭痛が出たときの薬の効き方
- 痛みの強さの程度
このような情報を記録していくことで様々な面で役立ちます。
自分で頭痛を回避することができる。
例えばダイアリーに、大勢の人ごみを歩いた後に頭痛が起こったと書いたとしましょう。
その情報は、自分の頭痛の誘因になっていることが後から客観的にわかります。
そうすると同じ原因で頭痛が起こることを避けることができるようになります。
医師に頭痛の情報が正しく伝わる。
頭痛ダイアリーの記録は、客観的な資料となります。
医師にその場で口頭で症状を伝えるのと、1ヶ月間記録した頭痛ダイアリーの資料を見せるのでは、医師の立場からすると、得られる情報量に格段の差が出ます。
そうすることで、頭痛の種類の的確な判断に繋がり最適な治療を受けることができます。
他の頭痛記事のリンク
すぐに実践!なぜ、片頭痛はスイカと缶コーヒーで予防できるのか?
まとめ
- 混合型頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛の2つが合わさった頭痛。
- 頭の痛み方やお風呂に入った時などの痛みで、どちらの頭痛が検討をつけられる。
- 頭痛ダイアリーに記録することで、頭痛のことがより深く分かる。
スポンサーリンク
コメント