ロキソニンの服用間隔 一度飲んでからどのくらい時間を空けるとまた飲める?

ロキソニンの服用間隔 頭痛

「あっ、また頭が痛い…。またロキソニンを飲みたいんだけど大丈夫なのかな?」

「そもそもロキソニンって、飲んでからどれくらいで効果が出てくるの?」

「ロキソニンをどれくらい飲んだら副作用の危険があるの?」

など色々と知りたいことが多いと思います。

今回は、ロキソニンの服用間隔を中心に、色々な情報をまとめてみました。

 

 

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基本的な情報

項目 詳細
商品名 ロキソニン60mg
成分名 ロキソプロフェンナトリウム
用法(飲み方) 1日3回
用量(飲む量) 1回60mg
1日最大量 原則180mgまで
ジェネリック薬品 あり
市販薬 あり(第一類医薬品)

 

痛み止めとして、広く一般的に使われている薬になります。

以前は医療用だけでしたが、規制緩和によって市販されるようになりました。

病院へ行かなくても、ドラッグストアで購入できるようになりました。

 

服用間隔

ロキソニンは、1日3回飲むことが出来ます。

1日3回毎食後などの指示で、処方されることが多いです。

時間に直すと、一度飲んでから4〜5時間空ければ、また飲めます。

 

例えば、朝食後の7時にロキソニンを飲んだ場合、次に飲めるのは11時くらいということになります。

 

【4~5時間】の間隔の根拠は、私が薬局で質問した際に教えてもらったものです。

食事が不規則で、朝食が食べられなかったり、昼食の時間がまちまちなことがあったので、時間を空ければ、食事に関係なく服用しても良いと聞いて安心しました。

 

間隔を空けなかったらどうなる?

はてな4

もし万が一、間隔を4~5時間空けないで飲んだり、1回に2錠まとめて飲んでしまった場合はどうなるのでしょうか?

それは、用量的には全く心配はありません。

ロキソニンは、痛みが強い重症例の方には、一回で2錠を服用することもあるからです。

 

同じロキソニンでも病院によって指示が異なる場合なります。

例えば、歯科を受診して、抜歯後の痛みの症状でロキソニンをもらうときは、飲む量が1回2錠だったりします。

内科を受診して、頭痛の症状でロキソニンをもらうときは、1回1錠のことが多いです。

この違いは、医師の判断で決まってきます。

 

 

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鎮痛効果が出るまでの時間

時計2

 

ロキソニンを服用したら、どれくらいの時間で鎮痛効果が出てくるのでしょうか?

メーカー公表のデータによると、

手術後・外傷後疼痛に対するロキソニン(180mg/日、3 日間)の鎮痛効果は、15 分以内に 20%、30 分以内 には 54%の症例に認められた。 また、抜歯後疼痛に対するロキソニン(120mg 頓用)の鎮痛効果は、15 分以内に 52%、30 分以内には 84% の症例にみられ、速効性にすぐれている。

つまり、怪我などの痛みに対する鎮痛効果は、

  • 15分以内に痛みが緩和した人は、およそ2割
  • 30分以内に痛みが緩和した人は、およそ5割

 

歯を抜いた後に痛みに対する鎮痛効果は、

  • 15分以内に痛みが緩和した人は、およそ5割
  • 30分以内に痛みが緩和した人は、およそ8割

と比較的早く効果が出てきます。

 

 

ロキソニンが体に吸収されて、一番高い濃度になるのは約1時間後です。

 

つまり、人によっては薬を飲んでからすぐに痛みが和らぐ人もいれば、1時間以上たってから鎮痛効果を感じる方もいます。

これは個人差によるもので、薬の吸収量や体の中での排泄量が一人一人異なっているからです。

 

例えば、お酒に強い弱いなどと似ています。

体に吸収する量が少ない人や、たくさん排泄してしまう人は薬が効きにくいです。

逆に体に吸収する量が多くて、あまり排泄しない人は薬が効きやすいです。

 

 

副作用

ロキソニンや他の痛み止めの副作用として最も多いものは、胃痛などの消化管障害です。

これは、プロスタグランジンという物質が関係しています。

 

すごく簡単に説明すると、プロスタグランジン痛みを強くするものであり、胃粘膜を保護してくれるものでもあります。

痛み 強く感じる。
胃粘膜 保護してくれる。

 

ロキソニンなどのNSAIDs(エヌセイズ)と言われる痛み止めは、プロスタグランジンが作られる働きを抑えます。その結果、痛みはおさまりますが、胃粘膜の保護が弱くなります。

痛み おさまる。
胃粘膜 保護が弱くなる。

 

短期間の服用(3日間以内)ならばあまり関係ないかもしれませんね。

 

でも、それが心配な方は、胃粘膜を守るために簡単に出来ることがあります。

それは、空腹時にロキソニンを飲まないこと。

空腹時に飲むと、ロキソニンの有効成分が直接胃に触れてしまうことが多くなり、胃が荒れやすくなります。

 

したがって、もともと胃が弱い方や長期でロキソニンなどの痛み止めを飲まなければいけない場合は、食後に飲むようにしましょう。

 

 

まとめ

  • ロキソニンは、一度服用してから4~5時間空ければ再び飲むことができる。
  • 服用してから鎮痛効果が出るまでの時間は、1時間くらい。
  • 副作用の胃痛をさけるために、空腹時はなるべく飲まないのが望ましい。

 

 

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