便秘薬と牛乳の飲み合わせが悪い理由とは?

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便秘薬と牛乳

 

「便秘薬の中で牛乳や乳製品と飲み合わせが悪いのがあるホント?」

「実際に飲んだら、どんなことが起こるの?」

「どのくらい時間をあけたら、牛乳を飲んでいいの?」

 

などいろいろな疑問があると思います。

今回は、便秘薬と牛乳の飲み合わせについて詳しく説明していきます。

 

 

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簡単な解説

コーラックなどの大腸刺激性下剤と言われるタイプの薬が、牛乳と飲み合わせが悪いことが知られています。

もし牛乳と一緒に飲んだら、腹痛などを起こしやすくなります。

これは、本来は腸で溶ける薬が胃で溶けてしまい、胃を刺激してしまうからです。

 

【関連記事】便秘薬 コーラックなどの大腸刺激性の下剤ってどんな薬なの?

 

詳しい解説

市販薬のコーラックなどは、腸や消化管を刺激する成分が入っています。

有効成分のビサコジルが胃で消化されずに、大腸まで届いて、腸の粘膜を刺激することで、薬の効果を発揮します。【胃で溶けずに、大腸まで届く】というのがポイントなのです。

 

 

ここで不思議に思いませんか?

胃には、胃酸というpH2弱の強い酸性の溶液があり、どんな食べ物を食べたときも、薬を飲んだときも、まずは胃に運ばれて消化されます。なぜ、胃で溶けないのでしょうか?

口から肛門まで2

その秘密は、錠剤のコーティングにあります。

錠剤は、酸性では溶けずに、中性から弱アルカリ性で溶ける特別なフィルムで包まれています。その結果、胃酸で消化されずに腸まで届くのです。

口から肛門まで3

コーラックのパッケージには、【腸溶錠】と書いてあります。

腸溶錠というのは、胃で溶けずに腸で溶ける錠剤という意味です。

 

 

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牛乳と一緒に飲んだら、どんなことが体に起こっているの?

牛乳と一緒に薬を飲んだら、胃酸が中和されて中性に傾きます。

その結果、腸溶錠は溶け始めてしまって、思わぬ副作用が起こるのです。

 

胃酸を中和するものとして、牛乳だけでなく乳製品やヨーグルトなども該当します。

逆の事を言えば、胃が弱い方でいつも胃がチリチリする、痛みがある方などは牛乳を飲むことで胃酸が中和されて刺激が少なくなることでしょう。

 

どう対処するのがいいの?

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【腸溶錠】と書いてある薬は、牛乳と一緒には飲まない。

腸溶錠と書いてある薬は、腸で溶けることで効力を発揮します。

他に腸溶錠とする理由は、薬の成分が胃酸で消化されてしまうのを防ぐなどです。

胃で溶けると不都合なことがあるので、腸溶錠にしているのです。

なので、腸溶錠と書いてあるものは牛乳や乳製品などと一緒にとらなければ

 

便秘薬を飲む1時間前後は、牛乳や乳製品などを取らない。

胃酸が中和されている時間を避ければ、牛乳を飲むことも可能です。

なので、胃の中で薬と牛乳が一緒にならないように時間を空けましょう。

日本OTC協会では、便秘薬を牛乳や乳製品を一緒に食べる時は、服用の前後1時間は空けるように推奨しています。

 

牛乳や乳製品などは、乳酸菌などの便秘解消に役立つものが多いです。

便秘薬を飲んでるときは、全ての乳製品を取らないというのはかなりもったいないです。

 

まとめ

  • コーラックなどの大腸刺激性下剤は、牛乳と飲むと腹痛を起こることがある。
  • 便秘薬を飲む前と飲んだ後の1時間空ければ、牛乳や乳製品を食べても大丈夫。

 

 

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