2015年12月23日放送の『ためしてガッテン』で、冷え性対策の特集をしていました。
女優の波瑠さんが冷え性に困っていました。
解決法は、冷え性の人は手を太ももにおいて、交感神経をゆるめることで冷え性対策になるとのこと。
手を太ももに置くだけで、なぜそんな効果が得られるのでしょうか?
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交感神経と血管
交感神経は血管の周りにはりめぐらされている。
いわば、血管と交感神経の関係は、ホースとホースの外側についてる糸のような構造です。
寒いところに行くと、体の表面から熱が逃げていくのを防ぐために手足の交感神経は血管を収縮させて血流を少なくする。普通の人も冷え性の人も同じような反応をします。
冷え性と交感神経の関係
冷え性の人はずっと交感神経の緊張状態がつづいて、常に血管が収縮し続けている状態です。これでは、体の中でどんなに熱をつくっても、指先にまでは運ばれていきません。
その原因は、ストレスです。
ならば、そのストレスを解消することで、交感神経を緊張状態からゆるんだ状態にすれば、血管が拡張し、手足の血流が改善して冷え性も改善すると考えられます。
交感神経をゆるめる方法
1.背筋を伸ばして座り、楽な姿勢をとる。
2.手を太ももにのせて、目を閉じる。
3.心の中で次の言葉を繰り返し唱えると、効果大きいとのこと。
- 気持ちが落ち着いている
- 両腕が重たい
- 両足が重たい
- 両腕が温かい
- 両足が温かい
5.まで行ったら1.に戻って繰り返す。
これの一連の流れを5分。
1日3回を目標に行うと効果が期待できます。
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交感神経をゆるめる方法の意味
自分の体に起きている変化を自分でわかるようになると、交感神経がゆるみます。
緊張の自覚とゆるみの自覚。
自分がリラックスしていることを実感することが大事なポイントです。
太ももというのは、もともと温度が高いのです。
手のひらを乗せておくと、手は温かいと感じリラックスを生みます。
そうすると交感神経の緊張が緩み、手の冷えの改善につながります。
そして、手の交感神経が緩むときは、足の交感神経は緩むので手と足が一緒に冷え性が改善することになります。一度に手足の冷えが改善するとは嬉しいですね。
アミノ酸と冷え性
アミノ酸をとることでも、体温を上げて冷え性を改善できます。アミノ酸とは、タンパク質が分解されてできた物質のこと。
タンパク質を食べると、炭水化物の5倍、脂肪の8倍もの熱を生みます。お肉、魚、たまごなどタンパク質が含まれているものなら、なんでも大丈夫です。
朝からお肉を食べるのは大変という方は、お味噌汁にたまごを入れたり、納豆を一品加えるとかでもタンパク質の摂取になりますね。
まとめ
- 交感神経の過緊張が、血管を収縮させ冷え性の原因となる。
- 交感神経の緊張は、リラックス法を行うことでゆるめることができる。
- タンパク質を食べることでも冷え性改善につながる。
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