アレルギーの薬を飲んでも効かない その時にすぐに確認したい6つの原因

アレルギー薬が効かない アレルギーの薬

アレルギー薬が効かない

 

「アレルギーの薬を飲んでいても効かなくなってしまった…。」

「ずっと薬を飲んでいると効かなくなることってあるのかな?」

「薬を飲んでいてもアレルギー症状がおさまらないときはどうしたらいいの?」

 

など色々な疑問があると思います。

薬を飲んでいても、症状が一向におさまらない時ってとても不安になりますよね。

今回は、アレルギーの薬を飲んでいても効かないときに確認したい6つのことをまとめてみました。

 

 

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アレルゲンの遮蔽が不十分

スギ花粉

アレルゲンとは、体の中に入ると抗原抗体反応によってアレルギーを引き起こしてしまう物質のことです。

 

具体的には、

  • スギ花粉
  • ヒノキ
  • カモガヤ
  • ハウスダスト
  • ダニ
  • イヌ
  • ネコ

など、アレルギー検査の検査項目に上がってくる物質です。

 

アレルギー反応が起こっている時は、アレルゲンを避けることが基本です。

その基本ができていないために、薬を飲んでいてもしっかりとした効果が得られない場合があります。

 

例えば、花粉症の方でマスクをしていなかったり、マスクをしていても鼻の穴がマスクの外に出てしまっている人などがいます。特に子供などは息苦しいので、鼻をマスクの外に出してしまいがちです。

マスク1

 

この場合は、アレルゲンがその部分から侵入してしまい、体の中でのアレルギー反応が再び活性化します。そうすると、活性化したアレルギー反応とそれを抑える抗アレルギー薬の綱引き状態になり、アレルギー反応がおさまらないことがあります。

 

 

花粉などは外から持ち込まれるので、外での吸い込まない対策や家に入る時に払い落とすことで、アレルゲンと接触する機会を減らすことができます。

 

また梅雨から夏場にかけては、ダニが増殖しやすい時期になります。布団のダニ退治をしっかり行わなければ、毎日夜寝る時にダニの死骸やアレルゲンを吸い込んでアレルギー症状を悪化させる原因になります。きちんとした対策をすることが大切です。

 

【関連記事】掃除機だけではダメ! 正しい布団のダニの退治法は、○○+掃除機だった。

 

 

薬を飲んだり飲まなかったりしている

鼻水2

鼻水が出た時だけ、抗アレルギー薬を飲む方が時々います。

自覚症状が出た時だけ薬を飲みたいという気持ちは、わかります。あまり余計なものを体に入りたくないですものね。

 

でも、アレルギーの薬は最初に飲んだ一回目から効果をきちんと発揮してくれるとは限りません。事実、アレグラ錠などは薬を続けて飲んで、約83時間後から真の効果が期待できるという薬です。

【関連記事】アレグラが効き始める本当の時間、飲み合わせ、副作用などのまとめ

 

薬によって異なるとは思うのですが、アレルギーを抑える効果が不十分だなと感じるときは薬の飲み方を再度確認し、症状がなくても毎日服用してみましょう。

 

 

薬をきちんと使えていない

点鼻薬や点眼薬などによくあるケースです。

例えば、点鼻薬を鼻の奥に入れすぎてしまって、薬液が鼻の粘膜全体に行き渡らない場合があります。

また、点眼薬を使って目頭を押さえることをしないので、薬の一部が目から鼻へと流れてしまうことがあります。

基本に立ち返って薬の説明書をよく読むなどして確認してみましょう。

 

 

薬を飲み始める時期が遅い

症状がかなりひどくなってから薬を飲み始めても、全く効果がないケースがあります。

例えば、元々スギ花粉症の方が、症状がひどくなる3月になってから薬を飲み始めても全く効かないケースなどが該当します。

 

このとき体の中では、症状が出る前のアレルギー反応である【感作反応】が進んでしまっています。感作反応が進んで活性化してしまうと、少しのアレルゲンに過剰反応して、それを体の外に追い出そうと鼻水、くしゃみなどの反応が多く出ます。

 

【関連記事】花粉症で鼻炎薬を飲み始めるタイミング 早めに飲むと何が良いのか?

 

したがって、花粉症の方は症状がない1月から薬を飲みましょうと言われているのは、この感作反応を穏やかにする効果が期待されるからです。

花粉症に限らず、自分がアレルギー検査で陽性の項目が出た場合は、その季節になる前から薬を飲み始めることをオススメします。

 

 

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生活習慣が不規則

夜

 

夜に寝る時間がとても遅かったり、お仕事がシフト制で昼夜逆転の生活をせざるを得ない場合は、薬の効果が出にくいことがあります。

特に寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)は、自律神経の乱れと関連が強いとされていて、生活が不規則な方は自律神経が乱れがちになります。

 

【関連記事】温度変化がアレルギーの引き金 寒暖差アレルギーとは?

 

自律神経に負担が少なく、なるべく整えるような生活をすることが大切です。

 

 

貧血など別の病気が関連している

貧血

貧血なのにも関わらず、鉄剤を飲んでいない場合は、アレルギー反応がおさまりにくいことがあります。

 

これは、鉄という栄養は血液の中の赤血球の材料になるだけでなく、粘膜を整える材料としても使われるからです。

 

粘膜の状態が健全でなければ、体の外からやってくるアレルゲンに対して十分な防御反応をとることができません。その結果、アレルギー反応が起こりやすくなってしまうことがあります。

 

人間の体はよくできていて、栄養素を使う場所には順位付けがされています。

最重要な場所には優先的にその栄養素を使って、そうでない場所には残りの栄養素で我慢してもらうのです。

 

鉄の場合を考えてみましょう。

鉄は、赤血球の材料や粘膜を整えるのに使われます。

充分に鉄という栄養があればいいのですが、もし、栄養不足になった場合はヒトの体はどうすると思いますか?

 

おそらく、人は酸素がなければ生きていくことができないので、鉄は優先的に赤血球の材料として使われると思います。

そして、残りの鉄を粘膜を整えるのに使うと思います。でも、粘膜の正常化には必要な鉄はありません。不十分な粘膜の状態ですが仕方がないのです。

 

このような事になるため、貧血をお持ちの方特に女性の方は、体の中に鉄が十分な状態を保つことが大切なのです。

 

まとめ

薬を飲んでいても効かなくなるのは、様々な原因があります。

  • アレルゲンを避ける。
  • 薬を毎日しっかりと飲む
  • 貧血などの病気がある場合は、しっかりと治療する。

簡単にできることもあるので、自分で気づいたことから少しずつでも変えていくことが大切です。

 

 

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