「布団を天日干ししているから、ダニは大丈夫でしょ。」
「掃除機で布団を吸っているけど、それだけでいいのかな?」
「ダニが増えてくるというけど、どういう対策をしたらいいの?」
など、ダニの対策って意外とわかりにくいですよね。
実は、正しいダニの退治法は、加熱+掃除機を使うことなんです。
なぜ、掃除機だけではダメなのでしょうか?
早速、内容を見てみましょう。
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掃除機だけではダメな理由
いつも掃除機できれいに吸い取っているから大丈夫でしょと思っているそこのあなた。
実は、それだけでは不十分なんです。
その理由は、ダニが吸い込まれるときに抵抗するから。
ダニの手足にはカギ状のつめがあり、吸い込まれそうになると、布団の繊維をしっかりとつかみなんとか吸い込まれないように必死になります。
そうすると、すべてのダニをきれいに吸い込むことができないんです。
では、どうしたら抵抗されずに吸い込めるのでしょうか?
それは、一度ダニを死滅させてから吸い込めばいいのです。
ダニを死滅させるには
ダニを確実に死滅させられる方法のポイントは、50℃以上の加熱です。
なぜ、50℃以上が必要なのかというと、ダニのタンパク質は50度で変性するためです。
タンパク質が変性すると、生命の維持に必要な活動を行うことができません。
日光に当てるだけではダメなのと思う人もいると思います。
天日干しにすると、布団の湿度が下がり、一時的に増殖は抑えられます。
しかし、生きているダニは布団の奥に潜り込んでしまい、そのまま生きつづけます。
50℃以上にならないので、不十分なんです。
家庭で簡単に出来る方法は、
- コインランドリー
- 布団乾燥機
- 炎天下の車内
の3つの方法があります。
コインランドリーの乾燥機で撃退
掛け布団や敷布団のダニ対策は、コインランドリーの大型乾燥機を使用するのが最も手軽です。
家庭用よりもパワーがあって、乾燥時の温度を80℃以上にも上がります。
乾燥の時間は、40~60分です。布団の内部のダニまで効果があります。
毛布やタオルケットの場合は、家庭用衣類乾燥機にかける方法で、ダニを撃退できます。
家庭用でも、乾燥機の中の温度が55℃以上になる機種が多くを占めます。
30分から1時間程度でダニを死滅させられます。
布団乾燥機でダニを撃退
布団乾燥機も使い方によっては、ダニを死滅させられます。
敷布団を折り曲げて布団乾燥機のシートを包み込み、そこに掛け布団をかぶせた状態で1時間以上使用しましょう。
こうすることで、布団内の温度を50℃以上に上げることができます。
通常に使うだけでは、不十分なときもあります。普段以上に布団が熱くなる方法をためしてみましょう。
炎天下の車内でダニを撃退
真夏の炎天下の車内に布団を入れておくのも効果的です。
車内の温度は、50℃をゆうに超えるからです。
フロント窓の部分やダッシュボードの上に、日光がしっかり当たるように車内に布団を広げ、裏表2時間程度ずつ日光に当てましょう。
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正しい掃除機かけの方法
上記の方法をつかって、ダニを加熱するとやっつけることができますが、死滅させただけでは死骸や糞が残ることになります。そこで、死滅させた後は掃除機かけを行いましょう。
掃除機だけでは不十分と前述しましたが、加熱+掃除機を行えば大丈夫です。
加熱してダニが死滅した状態だと、布団に爪をひっかけて抵抗することができなくなります。
すると、同じ吸引力でも掃除機で吸い込みやすくなるのです。
裏表それぞれ、1m×1mの範囲を約20秒かけて、ゆっくり丁寧に掃除機をかけます。
この時、市販の布団専用ノズルを掃除機に装着するか、もしくは布団専用掃除機を使用すると、布団自体を吸い込まず、ダニの死骸や糞だけを吸い取ることができます。
また、使わなくなったストッキングをノズルにかぶせることでも代用可能です。
目安としては、3か月に一度は加熱によってダニを死滅させ、1週間に一度は掃除機かけを行うとよいでしょう。
そうすることで、布団の中でダニが増殖するのを抑え、辛いアレルギー症状を防ぐことにつながります。
まとめ
- 掃除機だけでは、ダニが抵抗するので対策が不十分。
- 50℃以上の加熱を30~60分で、ダニをやっつけられる。
- 加熱をした後は、掃除機でダニの死骸をしっかりと吸い込む。
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