「頭痛と脳の病気って関係があるの?」
「脳腫瘍ってひびきが怖い。初期症状を知っておきたい。」
など頭痛と、大きな脳の病気が気になる方も多いと思います。
今回は、頭痛と脳腫瘍(のうしゅよう)の関係、初期症状をまとめてみました。
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脳腫瘍に特徴的な症状
- 主に朝方に頭痛がある。
- 頭痛の痛みが日を追うごとに強くなる。
- 吐き気がないのに突然吐いてしまう。
- 大人になってから痙攣症状が出る。
- かすんでものが見えるなどの視覚障害。
頭痛+他の感覚障害という点では、クモ膜下出血や脳梗塞などと似ていますね。
脳の他の病気と違う点は、
- 痛みの程度は激しくはない。昼間活動していると楽になる。
- 頭が重く感じられ、特に朝方に痛む。
- 自分は気持ち悪いと思ってないのに突然吐いてしまう
- 子供の頃てんかんなどと言われたことがないのに、突然けいれんなどの意識障害などが出てしまう。
などです。
症状だけから見分けることは難しいと思います。
実際に病院で検査をして、脳腫瘍がわかるということになると思います。
原因
脳腫瘍とは、頭の中にできものができる病気です。
初めから脳の中で使用ができる原発性脳腫瘍と、脳以外の場所で使用ができて脳内に移動してくる転移性脳腫瘍に分かれます。しかしどちらも出てくる症状が同じです。
頭蓋骨の内側に出来て、だんだんと大きくなっていき、脳の周りの組織を圧迫します。
そのため、急な吐き気が出たり、てんかん症状が出たりします。
頭蓋骨の中の圧力が上昇して症状が出てくるので頭蓋内圧亢進症(ずがいないあつこうしんしょう)と呼ばれています。
腫瘍ができる場所によっては、手足のまひなどの感覚障害や言語障害などが現れる可能性もあります。下垂体と呼ばれるホルモン分泌器官の近くにできると、ホルモンの分泌が過剰にやり月経がなくなったり顔つきが変わってしまうこともあります。
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診断
MRI やCT などの画像検査によって、脳腫瘍があるかどうかを知ることができます。
脳のどの辺の場所にあるかや、大きさがどのくらいあるかなどの情報も合わせて知ることができます。
この時点で、頭痛+感覚障害がある人は、クモ膜下出血か、脳梗塞か、脳腫瘍かの区別がつくと思います。
治療
手術によって腫瘍を取り出します。
そのほか、放射線治療によって腫瘍が大きくなるのを防いだり、化学療法によって治療することもあります。
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まとめ
- 朝方に頭痛と気持ち悪くないのに突然吐くなどの症状は、脳腫瘍の可能性がある。
- 脳腫瘍とは、頭の中にできものができる病気。
- 脳腫瘍の治療は、手術によってできものを取り出す。
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