2015年12月14日放送の『主治医が見つかる診療所』で、柚子で血管が元気になる特集をしていました。ゆずは、血管を拡げ血液の流れを良くする日本古来の果実です。動脈硬化の予防にも効果が期待できます。
柚子の効果バッチリのゆず酢の作り方もやってました。
早速、見てみましょう。
スポンサーリンク
自宅で簡単にできる柚子酢の作り方
材料
柚子4個(果汁100g)
塩 8g
手順
1.柚子を半分にきり、皮を下に向けてしぼる。
2.しぼった柚子の内側をもう一度しぼり器でしぼる。ワタの中のエキスに含まれるペスペリジンを抽出するため。
3.塩を加えて混ぜる。
4.1日ほどなじませれば、柚子酢の完成。
作るときのポイント
写真はレモンですが、ゆずと思って見て下さい。
柚子の皮を下にしてしぼることがポイントです。
皮の油胞(つぶつぶ)からオイルが飛び出し、果汁が皮をつたって落ちる時に一緒に含まれるようになります。
柚子に含まれる有効成分は?
柚子には『リモネン』と『ヘスペリジン』の2つの成分が含まれています。
リモネンとは?
リモネンというのは交感神経を活性化する働きがあります。
心臓からの血液の排出量を多くして、血流を良くします。
リモネンが含まれる場所
柚子の皮の近くに含まれる成分です。
皮に油胞(つぶつぶ)があって、しぼると噴水のようにエキスが出てきます。その中に含まれています。それが柚子の香りの成分でもあります。
リモネンを効率よくとる方法
料理を作る際に、普通のお酢の代わりに柚子酢を使うと、お手軽に摂れます。
柚子の皮のオイルがたっぷりと含まれるように自家製のものをつくると確実です。
スポンサーリンク
リモネンと柚子風呂
リモネンは、お風呂上りに濡れた皮膚の膜をコーティングしてくれます。
皮膚を潤わせる働きがあるので、美肌効果が期待できます。
実際にお湯に入ると、お湯がやわらかいと感じる人もいます。
冬至のときに、ゆず湯がいいと言いますが、きちんとした理由があったんですね。
ヘスペリジンとは?
ヘスペリジンは、主に柚子の皮とその内側のワタの部分に多く含まれていて、血管拡張物質(一酸化窒素)の合成を促して、血管を拡張させる働きがあります。
その他に炎症を抑える効果、関節の痛みを抑える効果、花粉症の予防なども期待できます。免疫調節全体に効果がある成分です。
ヘスぺリジンは、別名ビタミンPとも呼ばれます。ポリフェノールの一種で抗酸化作用がありビタミンCの働きを助ける。摂取していると毛細血管が強くなり、出血が起きにくくなります。
ヘスペリジンの弱点
熱や光に弱いため、加熱する料理は避けて冷蔵庫で保管すると良いです。
だから、高知県の人は柚子酢を野菜にかけて、加熱せずに食べてたりしていたんですね。
まとめ
- 自家製柚子酢は加熱してないため、有効成分ヘスペリジンが残っている。
- リモネンには、血流を良くする作用がある。
- ヘスペリジンには、血管を広げる作用がある。
スポンサーリンク
コメント