「大腸刺激性性下剤を飲むときのコツとかあるの?」
「薬の効果が十分に発揮されるように気をつけることってある?」
「どういう点に気をつけて薬を飲んだらいいの?」
など、色々な疑問があると思います。
今回は、便秘薬の大腸刺激性下剤の飲み方のコツについて、まとめてみました。
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大腸刺激性下剤の飲み方のコツ
この薬を飲むときのコツは、4つあります。
- 効果が出てくるのは、8〜10時間後。
- 朝の腸の大蠕動に合わせるのが効果的。
- 継続的に使用しない。
- 腹痛が出る場合は、薬や飲み合わせに注意。
効果が出てくるのは8~10時間後
大腸刺激性下剤は、大腸に届いてから刺激成分が腸を刺激して、腸の蠕動運動を活発にして、効果を発揮します。
薬が腸に届くまでに、8~10時間はかかります。
薬を服用して効果が出ないからといって、すぐに追加分の服用はやめましょう。
腸の大蠕動に合わせるのが効果的
人の腸は、朝に大蠕動(ぜんどう)という1日のうちで一番強い蠕動運動が起こります。
そのときの強さは、通常の200倍以上です。
つまり、朝の時間は人にとって排泄に最適な時間なのです。
この大蠕動の時間に合うように、逆算して薬を飲むようにすれば、少しの刺激でより強い蠕動運動を起こすことができて、排便を促進することになります。また、大腸刺激性下剤の飲み方が1日1回寝る前なのもこれと同じ理由です。
仮の話ですが、大腸刺激性下剤のコーラックを1日3回毎食後に飲む人はいないとは思いますが、もし飲んだらどういう感じになるのでしょうか?
そうすると、大腸刺激性下剤が1日に3回も腸を刺激するのですが、大蠕動の時間とずれていると、強い蠕動運動が起こりません。薬の効果が薄くなるとも言えます。
朝の時間に腸を刺激することが大切なのです。
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継続的に服用しない
大腸刺激性下剤は、刺激によって排便を促します。
しかし、人はその刺激に慣れてしまいがちなため、継続していると量を増やさないと効かないような体になります。
このようなことを防ぐには、
- 日頃から食物繊維の摂取を心掛ける。
- 酸化マグネシウムなどの非刺激性の下剤を組み合わせる。
などして、大腸刺激性下剤の使用を控えるという意識を持つことが大切です。
【関連記事】便秘薬の継続使用と依存性 注意すべき点と治し方とは?
腹痛が出る場合は、薬や食べ物の飲み合わせに注意
牛乳や乳製品、胃酸を抑えるような胃薬などと大腸刺激性下剤を同時に服用すると、錠剤のコーティングがはがれてしまい、腸で溶けずに胃で溶けてしまいます。そうなると、刺激成分が胃を荒らしてしまうのです。
胃薬で飲んでいいもの悪いもの区別の仕方は、胃酸を抑える薬や中和するものが要注意です。具体的には、市販品ではガスターなどのH2ブロッカー、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネシウムなどです。
同じ胃薬でも、胃を保護するセルベックスやムコスタなどの成分なら問題ありません。
大腸刺激性下剤を飲むと、毎回腹痛が起こるときは、医師や薬剤師などに「胃酸を中和するような薬を飲んでいないか」を確かめてみるのも一つの手です。
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まとめ
- 大腸刺激性下剤の効果が出てくるのは、8〜10時間後。
- 朝の大蠕動の時間に合うように、薬を飲むのが効果的。
- 薬を飲むと毎回腹痛が起こる場合は、食べ物や薬の飲み合わせの確認を。
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