「お母さん今日は頭が痛いから学校に行きたくない…。」
「うちの子って、頭が痛いっていうけど、片頭痛なのかしら。」
など、子供の頭痛について、気になることがあると思います。
今回は、中でも頻度が多いとされる子どもの片頭痛についてまとめてみました。
子ども特有の4つの症状があるといいます。
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片頭痛が続く時間は短め
子供の片頭痛は、大人の片頭痛と比較して比較的早く症状が治まることが多いです。
多くの子どもは、1時間以内に症状がなくなります。
長く症状が出る場合でも、8時間以内には、頭痛症状はおさまります。
朝に突然頭が痛いと言い出して元気がない状態でも、数時間たつと何事もなかったかのようにケロっとしているので、親はびっくりします。
場合によっては、『仮病』のように見えるかもしれませんね。
頭痛はないが、吐き気、下痢の症状がひどい
頭が痛いというのではなく、消化器系の症状を訴える子供がいます。
具体的には、腹痛や吐き気、下痢症状などです。
頭が痛くないのだったら、片頭痛は関係ないのではないかと思うかもしれません。
しかし、これは片頭痛と関係する神経伝達物質のセロトニンと関わりがあります。
大人の場合、セロトニンが脳の血管に作用して、片頭痛を引き起こします。
子供の場合、セロトニンは未発達の脳に作用せず、腸の受容体に作用をするのです。
その結果、お腹が痛いとか、気持ちが悪い等の症状を訴えるのです。
食中毒や風邪などを引いてなくて、周期的に腹痛や吐き気を訴える時は、片頭痛の可能性が出てくるので要注意です。
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平日に頭痛症状が出て、休日は何も出ない
片頭痛はストレスと深いつながりがあります。
子供の悩みとして多いのは、学校での友達関係や先生とのつながりなど人間関係や勉強についての不安です。これらはストレスとして作用するため、頭痛の症状が出ます。
子供の場合、自分で自分の症状をうまく伝えることができないこともあります。
親や周りの人がしっかりと観察して、声かけをしてあげることが大切です。
大人の場合はそれとは逆で、休日になると症状が出ます。
それは、平日はいつも頑張っていて、休日になると開放感から症状が出るのです。
片頭痛なのに、頭を締め付けられるような痛みが出る
大人の片頭痛は、脈を打つようなドキンドキンとした痛みが特徴です。
子供の片頭痛も同じような痛みが出るのに加えて、緊張型頭痛のような頭を締め付けられるような痛みが出ることもあります。
とても判断に迷うところだと思います。
片頭痛の症状の見分け方や頭痛ダイアリーなどを参考にしつつ、自分がどちらの頭痛に該当するのかを見極めることが適切な治療につながります。
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まとめ
- 子どもの片頭痛は、持続時間が短めで平日に出ることが多い。
- 頭痛がなくても、周期的に腹痛や吐き気を催す場合は注意。
- 頭が締め付けられる痛みが出ることもある。
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