「命にかかわる頭痛って、どんな頭痛なの?」
「頭痛がするけど、どんな病気と関わりがあるんだろう?」
など、頭痛と他の病気とのつながりはあります。
今回の記事では、重大な病のサインとなる気をつけるべき症状をまとめてみました。
スポンサーリンク
危険な頭痛のサイン一覧
こういう頭痛があると危険度が高いと思われるものを挙げておきます。
該当するものがあれば要注意です。
- ある日を境に突然頭痛が起こった。
- 生まれてから初めて経験する激しい頭痛がする。
- 1ヶ月の間頭痛がする。最初の頃の痛みと最近の痛みを比べて痛みの程度が強くなっている。
- 頭痛の症状のほかに、手足の感覚の麻痺しびれまたは震えが出ている
- 頭痛の症状のほかに、意識がなくなることがある。
- 頭痛の症状のほかに、ろれつが回らなくなり、言葉がはっきりとしゃべれない。
- 頭痛症状のほかに、物が二重に見えるなどの視覚障害が出ている。
これらの症状があると、脳に関する病気が隠れていることがあります。
具体的な病名を上げると、
- 脳梗塞(のうこうそく)
- 脳腫瘍(のうしゅよう)
- クモ膜下出血
- 髄膜炎(ずいまくえん)
などです。脳の病気があって、その症状として頭痛が起きます。
さらに、脳機能が障害されることで、手足の感覚麻痺やしびれ感、視覚障害や言語障害など頭痛以外の様々な症状も併発することが多いです。
頭痛以外にも感覚障害などが出る場合には、病院へ行って検査を受けるべきです。
他の病気が原因で頭痛が起きることを、2次性頭痛(症候性頭痛)といいます。
頭痛を起こす人のおよそ2割が該当します。
また、脳以外の病気も原因となります。
- 副鼻腔炎(ふくびくうえん)
- 緑内障
- 中耳炎
- 虫歯
なお、副鼻腔というのは、鼻の近くにある顔の空洞のことです。
慢性の副鼻腔炎=蓄膿症(ちくのうしょう)となります。
蓄膿症の治し方と鼻うがいの仕方とは?で、詳しく説明しています。
原因となっている病気を治さなければ頭痛は治りませんので、しっかりと治療することが大切です。
スポンサーリンク
通常の頭痛
体や脳などに病気が無く、主に頭痛症状のみが繰り返し起こるものは、1次性頭痛と呼ばれます。
1次性頭痛は、別名機能性頭痛、慢性頭痛ともいわれます。
頭痛を起こす人のおよそ八割が該当します。
この頭痛が起こったからといって、直ちに命の危険が起こるわけではありません。
しかし、繰り返し頭痛が起こることにより、仕事や業務を行っている際に休まざるを得なかったり、家事がろくにできずに家の事が何も手につかないなど、生活の質に関わってきます。
軽度な症状の場合は自分で市販薬の頭痛薬を飲んで対処するなどしても良いと思います。
しかし頭痛が長引く場合や、症状が強くなってきた場合などは医師の診察が必要になります。
1次性頭痛の病名をつけると、
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛(ぐんぱつずつう)
の三つにわかれてきます。
他の頭痛記事のリンク
まとめ
- 頭痛+視覚障害、感覚障害などの症状が一緒に出る場合、脳に関わる病気が潜んでいることがある。
- 頭痛症状は、副鼻腔炎などの鼻の病気が原因で起こることもあり、根本から治すことが大切。
- 頭痛だけの症状ならば、一次頭痛の可能性が高く、すぐに命にかかわることは少ない。
スポンサーリンク
コメント