「ストレスと便秘って関係があるの?」
「女性だけでなく男性がなりやすいる便秘ってどんなものがあるの?」
「引っ越して、環境が変わってからなぜか便秘になった。関係があるの?」
など、便秘について知りたいことが多くあると思います。
今回は、ストレスと関連が高い痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)についてまとめてみました。
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痙攣性便秘の原因
腸の周りについている筋肉が過剰に活動して、食べたものをスムーズに動かせなくなる便秘です。腸は動くのですが、周りの筋肉との調和がとれていません。
例えるならば、歯磨き粉を押し出す時に、中身が入っていない部分を何回も押しているような感じです。歯磨き粉が入っていないところを何回押しても出ませんよね。
便秘の中でもストレスとの関連が一番深いです。
腸の働きは自律神経の副交感神経によって制御されています。
ストレスを受けると交感神経の働きが高まり、副交感神経の働きが弱くなってしまいます。
副交感神経の働きが弱くなると、それによってコントロールされている腸の動きもおかしくなるというわけです。
あなたは、新しい学校に進学をしたり、就職して社会人になりたての頃、引越しをした後などに便秘が始まった経験はありませんか?
新しい環境からストレスを受けて、その影響で痙攣性便秘になる可能性はあります。
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痙攣性便秘の症状
腸の筋肉の運動の調和が乱れると、どうなるのでしょうか?
- 便秘と下痢を繰り返す。
- コロコロとした丸い便が出る。
- 腹痛が起こる。
食べたものがスムーズに移動できないために便秘になります。
そして、この時の便はコロコロとした小さい丸い形になることが多いです。
また、過剰な腸の蠕動運動によって、水分が吸収されていない状態で便が押し出されてしまいます。その結果、下痢も起こります。
また、腸の収縮運動の調和がとれていないために、一部ねじれたような形になることがあり、その部分で腹痛が起こります。一度排便すると、その痛みがすっと無くなり、何事もなかったかのように収まることが多いです。
この痙攣性便秘の症状は、過敏性腸症候群と呼ばれる病気とよく似ています。原因不明の腸の炎症で、下痢と便秘を繰り返す症状の病気です。過敏性腸症候群は男性に多い病気です。男性の方がストレスの影響を受けやすいのかもしれませんね。
治し方
- 副交感神経を活性化する。
- ストレスの解消をする。
- 睡眠時間を一定にするなどして生活のリズムを整える。
などです。
まとめ
- ストレスを受けて副交感神経の働きが低下すると、腸の運動が乱れて痙攣性便秘になる。
- 痙攣性便秘は、便秘だけでなく下痢の症状も出る。
- 進学や就職などで普段と違う環境になった人などは、要注意。
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