「食物繊維は、2種類があるって聞いたけど本当?」
「食物繊維に不溶性ってあるけど何のこと?」
「同じ食物繊維なんだから、結局食べたら便秘が解消するんでしょ?」
など、食物繊維に関して色々と知りたいことが多いと思います。
今回は、不溶性食物繊維の効果や効能について調べてみました。
スポンサーリンク
不溶性食物繊維とは
不溶性とは溶けないという意味で、水に溶けない食物繊維のことです。
水に溶けずに水分をしっかり吸収し、中に閉じ込めるような働きがあります。
例えるならば、洗い物をするときに使うスポンジのようなものです。
洗っているときに、スポンジの中には水分がたっぷり含まれていますよね。
洗い終わったあとにスポンジをしぼると、ビチャビチャとびっくりするほど水ができます。
不溶性食物繊維の3つの効果
便のかさ増し効果
不溶性食物繊維を食べると、胃や腸の中で水分を吸収して膨らみます。
体積が増えることで、便のかさを増すことになります。
食が細くて便のかさ自体が少ない方は、これだけでも便秘の解消になります。
腸の運動を活発にする効果
便のかさを増す効果によって、腸のぜん動運動を活発にする働きが出てきます。腸の働きが活発になると、普段よりもスムーズに食物が移動することになります。
腸の働きが弱くなっていてうまく便を運べない人は、この効果によって便秘の解消ができます。
デトックス効果
不溶性食物繊維が腸内を通過するときには、周りの水を集める効果があります。
このとき、水に溶けている有害物質(重金属類、環境汚染物質)をくっつけて体の外に排出する効果があります。
普段生活していて、特別なことをしなくても有害物質は体に溜まってしまうのものなので、積極的に不溶性食物繊維を摂っていきたいですね。
スポンサーリンク
不溶性食物繊維は何に入っているの?
不溶性食物繊維は、野菜や豆類、穀物やキノコに多く含まれています。
具体的には、オクラ、モロヘイヤ、ごぼう、ほうれん草、アーモンド、ゴマ、えのき、大豆、納豆、ライ麦パンなどです。
食べるときに、この食べ物食べごたえがあるなとか、噛みごたえがあってなかなかすぐに食べることができないなどと感じることがあります。
不溶性食物繊維を食べたらダメな人
腸の働きが活発になって便秘をしている人は、食べ過ぎてはダメです。
具体的には、痙攣(けいれん)性便秘を起こしている人です。
痙攣性便秘は腸の働きが活発になりすぎて便秘になっているので、不溶性食物繊維をとったらさらに活発になって便秘が悪化してしまいます。
痙攣性便秘については、以下の記事でより詳しく説明しています。
コロコロとした便や、下痢や便秘を繰り返す痙攣性便秘ってどんな症状?
ご自身の便秘のタイプがどれかをしっかりと見極めた後に、不溶性食物繊維を取りましょう。
まとめ
- 不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維。
- 食べると、便のかさ増し効果や腸の働きを活発にする効果がある。
- 痙攣性便秘の人は、不溶性食物繊維を取り過ぎない方がいい。
スポンサーリンク
コメント