2010年11月24日放送の『ためしてガッテン』で、酒粕で驚きのコレステロール減少効果をやっていました。
酒粕には、レジスタンスプロテインという成分が含まれています。
酒粕を甘酒などにして毎日食べてもらうと、コレステロールが減少したとのこと。
いったいどういう内容だったのでしょうか?
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ためしてガッテンで、酒粕の驚きの効果
ためしてガッテンの実験では、12名の実験参加者のLDLコレステロールが平均で8.2mg/dL低下したとの結果が出ました。
内容としては、酒粕を毎日50g食べてもらうのを3週間続けたとのことです。
酒粕を50g食べるのって、ちょっと多くて大変な気がします。しかし、これでコレステロールが下がるならやろうかなという人も出てくるかもしれませんね。
その他の効果で、体重が少し減った人やお肌がしっとりつるつるになった人もいたそうです。
さらに、参加者が皆お通じがよくなったとの証言がでました。
酒粕をとるだけなのにすごいですね。どこにそんな力があるのでしょうか?
酒粕にはレジスタンスプロテインが含まれる
酒粕の中には、レジスタンスプロテインというタンパク質が含まれています。
レジスタンスとは『抵抗する』の意味。プロテインとは『タンパク質』の意味。
つまり、日本語では抵抗するタンパク質となるのですが、いったい何に対して抵抗するのでしょうか?
それは、ヒトの消化です。つまりは、消化されにくいタンパク質なんですね。
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レジスタンスプロテインの特徴
レジスタンスプロテインは、タンパク質でありながら食物繊維と似たような働きをします。
胃や小腸で分解されにくいため、食べると小腸まで届きます。小腸での働きは、糖質や脂質、コレステロールなどの他の栄養素を捕まえてしまい、体に吸収されるのを抑える働きがあります。食べるだけで、コレステロールの吸収を抑えてくれるなんて、嬉しい効果ですね。
そして、捕まえた脂質はそのまま体の外に排出されます。この脂質がお通じの改善に役立っていると考えられています。
レジスタンスプロテインが含まれる食品は、
酒粕以外にも、レジスタンスプロテインが含まれています。
蕎麦(そば)、高野豆腐、大豆などです。
つまりは、ご飯を食べる時に『うどん』よりも『そば』、『すまし汁』よりも『粕汁』を選んだ方が、コレステロールを下げる面では良い効果が期待できます。
酒粕っていくらくらいするの?
上記1kgの酒粕が、Amazonで2015年12月30日現在515円となっています。
配送料も含めると、約1200円です。
酒粕50gを甘酒にするとして、20回分で1200円ということですね。
寒い時期は甘酒にするなどして、美味しく酒粕を摂取できそうですね。
おまけに、コレステロールが下がって美肌になって、お通じもよくなるとはすごくいい食品です。
まとめ
- 酒粕で、コレステロールが低下したのは、レジスタンスプロテインの力。
- レジスタンスプロテインは、そばや大豆などにも含まれる。
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