「日本人に一番多い便秘のタイプってどんな便秘なの?」
「お腹が張って苦しい。便秘しているけど関係あるの?」
「便秘と腸の動きが悪いって、関係あるの?」
など便秘についていろいろな疑問があると思います。
今回は、日本人に一番多い種類便秘で、腸の動きが悪くなる弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)についてまとめてみました。
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弛緩性便秘の原因
腸の周りについている筋肉が弱くなることによって、食べたものを上手く動かせなくなり、腸の中にとどまってしまう便秘です。
例えるならば、歯磨き粉を使う時に周りから力を加えてギューっと押し出して使いますが、その周りから加える力が弱くて歯磨き粉が出ないような状態です。
便秘の種類はいくつかありますが、その中でも弛緩性便秘になる人が一番多いです。
年配の方が外に出るのを嫌がって家の中だけで過ごしていると、筋肉量の低下を招きます。
ダイエットの悪影響
また、年齢が若い人でも急激な食事制限のダイエットをすることで、筋肉がやせ細ってしまいます。
筋肉が痩せるということは、見た目が細くなります。しかし、同時に体の中では腸の筋肉も痩せてしまって、腸の蠕動運動が低下して弛緩性便秘になるリスクがあります。
見た目が細いだけで十分、それでいいよと思う人も中にはいるかもしれません。
しかし、便秘の状態が続くと体の新陳代謝が悪くなり、太りやすい体になります。
それでは、ダイエットをしてもリバウンドしやすくなり、結果的にダイエット前の状態に戻ることもあるので、それでは意味がないですよね。
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弛緩性便秘の症状
消化された食物がいつまでも腸内にとどまると、どうなってしまうのでしょうか?
- 硬い便になる。
- お腹の張りを感じやすくなる。
硬い便
消化された物の水分が吸収され続けて、いつもより硬い便になってしまいます。そうすると押し出すのに、普段よりもさらに強い力が必要となります。腸の筋肉が減っているのに、更に強い力が必要とは腸にとっては負担です。
また、排便のときに肛門に負荷がかかったり、スムーズに排便ができなくなったりして切れ痔になるリスクがあります。
お腹の張り
腸の通り道の邪魔になって、腸内で発生したガスがスムーズに流れることができなくなって溜まってきます。そうすると、お腹の張りを感じやすくなってしまいます。
通常は、ガスが発生しても少量ずつ排出されるので周りの人が臭いを感じることはありません。
普段から、お腹が張る症状がある人は、便秘になっていないか注意をしてみましょう。
治し方
- 水分を多めに摂取する。
- 腸を刺激するタイプの下剤を飲む。
- 普段の食事で、食物繊維を多く取るように心がける。
などです。
まとめ
- 運動不足や急激なダイエットにより筋肉が落ちると、腸の便を押し出す力が低下して弛緩性便秘になる。
- 弛緩性便秘は日本人に一番重い便秘のタイプ。
- 硬い便やお腹の張りがある人は要注意。
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