「トイレに行きたいのを我慢していると、便秘になるの?」
「便を出してもいまいちスッキリしない、便秘なの?」
「力を入れていきんでも、便が出ない…。どうして?」
など便秘について、よくわからないことが多いと思います。
今回は、便意を感じているのにトイレを我慢しているとなりやすい直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)についてまとめてみました。
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直腸性便秘の原因
便意を感じてトイレに行きたいと思う状態を我慢することで、起こってしまう便秘のことです。
通常、消化吸収された残りカスが肛門の手前の直腸まで着くと、直腸から脳に「トイレに行って、排便したい。」という信号が送られます。この信号があるからこそ、私達は便意を感じることができるのです。
しかし、便意を感じていてもトイレに行かない状態が長く続いてしまうと、それが習慣になってしまいます。そうすると、直腸から脳に送られる神経への刺激が弱くなって、便意を感じることができなくなってしまいます。
あなたは、学校での授業中や仕事で忙しくて自分の席を外せないような状態だと、ついつい我慢してしまうことはありませんか?どうしても席を外せない時は仕方がありませんが、なるべくすぐにトイレに行くことを習慣化するのが理想です。
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直腸性便秘の症状
直腸型便秘は、どういう症状が出るのでしょうか?
- 便が残るような感じがする。
- トイレで力を入れて出そうとしても、なかなか出ない。
などです。
これは、トイレの我慢と骨盤底筋という筋肉が関係しています。骨盤底筋という筋肉は、内臓が下に落ちてこないように支える筋肉です。
普通は適度に筋肉が収縮しているのですが、排便時にはこの骨盤底筋が緩むことでスムーズに便をすることができます。
しかし、大便を我慢している時には肛門をぎゅっと縮めるために、骨盤底筋という筋肉が常に緊張した状態になってしまいます。それが習慣化してしまうと、排便時に力が入ってしまい、うまく緩むことができません。
その結果、力を入れていきんでもなかなか出なかったり、全ての便が出ていないような気がするのです。
治し方
- 便意を感じたら我慢せずにトイレに行く。
- 普段よりも多めの水分摂取を心がける。
- 骨盤底筋を緩めるストレッチをする。
などです。
まとめ
- 便意を感じているのにも関わらず、我慢していると直腸型便秘になる。
- 骨盤底筋が過剰に緊張してしまいうまく緩めないために排便がスムーズにできない。
- 排便を我慢することが習慣化している人は要注意。
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