最近、ニュースでジカ熱の感染に注意です。
特に妊婦の方は、生まれてくる子供に小頭症のリスクがありますと騒がれていますね。
ジカ熱って聞き慣れない言葉ですが、どんな病気なんでしょうか?
調べてみました。
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目次
ジカ熱の症状は?
ジカウイルスというウイルスに感染することによって、症状が起こります。
具体的なものとしては、微熱、頭痛、関節の痛み、倦怠感などです。
いずれも軽症で済むケースが多く、症状が出ない人もいます。
有効なワクチンは現在ありません。
治療法も対処療法が中心になります。
ジカ熱の感染経路は?
蚊がウイルスを媒介することによって、ヒトに感染します。
ジカウイルスに感染したヒト → 蚊 → 健康なヒト |
感染した人から健康な人へ直接感染する病気ではありません。
ヒトシジシマカが媒介
国立感染症研究所 衛生昆虫写真館より引用
ジカウイルスを媒介する蚊は、ヤブカ属のヒトスジシマカなどです。前に日本で流行したデング熱を媒介する蚊でもあります。
ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域に分布しています。
活発に活動する温度は25~30℃で、15℃以下になると動かなくなります。
季節でいうと、5月~10月までが活動しています。
ジカ熱と小頭症の関係
小頭症とは、胎児の脳や頭蓋骨の大きさが異常に小さくなってしまう病気です。そうなると、適切な成長が出来ずに発達が遅れてしまうことが懸念されています。
WHOがジカ熱と小頭症の関連は、科学的に証明はされていないが関連が強く疑われるとされています。
流行地域はどの辺?
現在、ジカ熱の流行地域は、特に中南米で流行しています。
ブラジル、コロンビア、ベネズエラ…など。
渡航するときは、注意したいですね。
そして、流行している地域から日本に帰ってきた人も注意しなければいけません。
もしかしたら、ウイルスが体の中にいるかもしれません。
でも、蚊が出ない時期なら、ヒトからヒトへの感染はそれほど気にしなくていいですね。
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妊娠中のどの時期が一番危ないの?
実は、妊娠してから4か月の間に胎児の体のほとんどがつくられます。体の器官や筋肉の発達がある程度完成する時期です。
したがって、妊娠初期から4か月の間は、特にジカ熱の感染に注意しましょう。
感染しても自覚症状が出ないというのが、逆に怖いですよね(^_^;)
ヒトスジシマカの対策は?
ウイルスを媒介するのは、蚊です。
蚊の対策としては、近くにボウフラの湧くような水のたまるところがないか確認する。
蚊がいなくなるスプレーなどを使う、蚊帳の中で寝る等色々ありますね。
この中でも薬を使う必要がない『蚊帳』を紹介してみたいと思います。
蚊帳とは?
蚊帳とは、細かい網目で、風は通して虫は通さない網のことです。昔の人の知恵ですよね。
言葉でいう『蚊帳の外』の蚊帳です。
今の時期は、あまり使う出番はなさそうですが、蚊が出てくる時期にあると安心ですね。
まとめ
- ジカ熱の症状は、微熱、頭痛、関節の痛み、倦怠感など。
- ジカ熱と小頭症の関連は、科学的に証明はされていないが関連が強く疑われる。
- 妊娠4か月までの方は、特にジカ熱の感染に注意です。
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