2016年1月9日放送の『サタデープラス』で、1杯のコーヒーで悪玉コレステロールが減るが放送されていました。コーヒーに含まれるクロロゲン酸に、プラークを減らす働きがあるとのこと。
前にもコーヒーでコレステロールが減ると記事を書いたのですが、今回はまた別の角度から迫ってみたいと思います。
サタデープラスの内容に、自分で調べたことをまとめてみました。
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目次
コーヒーの有効成分とは?
コーヒーには、『クロロゲン酸』や『カフェ酸』、『キナ酸』などの成分が含まれています。
いずれもポリフェノール化合物の仲間であり、カフェ酸とキナ酸が結合すると、クロロゲン酸となります。
カフェ酸 + キナ酸 = クロロゲン酸 |
コーヒーの健康効果とは?
コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール化合物は、プラークが作られるのを抑える働きがあります。
プラークとは?
プラークとは、血液中に悪玉コレステロールが増えて血管壁内に溜まりコブとなったもの。プラークが破れると、血栓が作られて血管が詰まります。
例えば、血管が詰まる場所が心臓の冠動脈などで起こると、心筋梗塞となります。
また、心臓から出発する太い血管で、頸動脈と言われる血管があります。日本人60歳代の2人に1人は、頸動脈にプラークを持っていると言われています。
2人に1人とはすごく高い確率ですね。
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コレステロールは肝臓で多くつくられる。
血液検査で注目してほしいのは、コレステロールの値です。
血管老化の原因は、悪玉コレステロール(LDL)と言われるコレステロールが関与しています。
コレステロールが体の中に作られるルートは、2通りあります。
1つ目は、食事に含まれるコレステロールが吸収されるものです。その割合は30%程度です。
2つ目は、肝臓で作られるものです。その割合は70%程度です。
コレステロールの作られる割合
30% | 食事から吸収されるもの |
70% | 肝臓で作られるもの |
ということは、いくらコレステロールを摂らない食事を気をつけていても、なかなかLDLコレステロールの値が減らないということにもなりえます。肝臓で作られることを考えなくてはいけないんですね。
肝臓は、コレステロールを色々な材料からつくる。
肝臓でコレステロールが作られるのですが、その材料はコレステロールでなくてもいいんです。炭水化物、タンパク質、脂質でも全部同じ原料として、コレステロールの合成に使われます。
炭水化物 | → | コレステロール |
タンパク質 | ||
脂質 |
例えば、コレステロールが全く含まれていない食品の納豆でも、お腹いっぱいまで食べてしまうと、肝臓で悪玉コレステロールを作る材料となります。
悪玉コレステロールを抑える一番大事なことは、腹八分目です。
カロリーを摂りすぎない。これが一番です。
コーヒーのクロロゲン酸のサプリ
Amazonで2016年1月現在、約2,000円で販売されています。
コーヒーの苦みが嫌で飲めない、だけど有効成分は摂りたいという方におすすめです。
サプリメントなら、食後や気が付いたときに手軽に飲めますよね。
まとめ
- コーヒーには、クロロゲン酸などのポリフェノール化合物が含まれています。
- ポリフェノール化合物は、プラークが作られるのを抑える働きがあります。
- コレステロールは、肝臓で約70%作られる。
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