トウゴマにリシンがあるが、抽出したひまし油は大丈夫?

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トウゴマには、リシンという猛毒が含まれます。

一方、医薬品としても使われるひまし油は、トウゴマから抽出されます。

抽出方法によっては、リシンはひまし油に含まれてしまうのでしょうか?

リシンとひまし油の関係について考えてみました。

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トウゴマとは?

トウダイグサ科の多年草。

原産地は南アフリカとされているが、現在は世界中どこにでも分布している。

日本では、観賞用として販売されている。

種類が多くあり、多年草のものや一年草のものがある。

多年草

冬になって植物の地上部が枯れたとしても、地下で根や茎の一部などが残り、次の年にその根から芽が出て成長する植物。

例 菊、百合など。

一年草

種から発芽して、一年以内で成長、開花、種を残して枯れるなどの一連のサイクルを持つ植物。

例 アサガオ、トウモロコシなど

リシンとは?

トウゴマの種子に含まれる毒性のタンパク質です。

致死量は、成人60kgの人の場合、1.8mg。

8個種子を食べてしまうと、致死的。

飲んでしまうと、人間の体の中でタンパク質の合成が行われなくなってしまい、生命の活動を困難にします。腸管出血性大腸菌O-157が作るベロ毒素も同じような作用をします。

硬い殻に覆われている。そのまま飲みこんだ場合は、消化されにくくなり毒性は低くなる。

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リジンとは?

リシンと似た名前で、『リジン』という物質があります。

人の体をつくるタンパク質の合成に関わる重要なアミノ酸の一つ。

リジンの量が著しく不足してしまうと、細胞の修復、免疫における産生の低下など生体活動に不都合が生じる。

具体的な症状としては、口内炎、単純ヘルペス、脱毛など。

たった一文字違いですが、一方は毒物、他方は体に必要な物質と体に対しての働きが180度違うんですね。

ひまし油とは?


トウゴマの種子から抽出できる油。

医薬品としては、下剤として使われます。小腸を刺激して蠕動運動を活発にします。

一般的な便秘薬として使われるというよりも、食中毒や誤飲など腸の中にあるものを取り除く目的で使われることがあります。

そのほか、工業用として印刷インク、塗料、石鹸を作る際の原料として使われることもあります。

トウゴマをすりつぶすと…

トウゴマをすりつぶすと、油と絞りかすに分かれます。

油は、ひまし油として利用されます。

絞りかすの方には、約5%のリシンが含まれます。

と、いうことはひまし油には毒性のあるリシンは含まれてないということですね。

これなら、安心してひまし油を使えますね。

まとめ

  • リシンは、トウゴマの絞りかすに含まれる毒性のタンパク質。
  • リジンは、タンパク質合成に関わる体にとって大事なタンパク質。
  • ひまし油は、医薬品としては下剤として使われる。

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