マイコプラズマ肺炎の原因は?

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virus

 

マイコプラズマが流行っているので、注意しましょうと言われたことはないですか?

私の地域で、たまに言われます。

そもそもマイコプラズマ肺炎の原因ってなんなのでしょうか?

 

 

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マイコプラズマの原因は?

マイコプラズマ肺炎の原因は、肺炎マイコプラズマMycoplasma pneumoniae )という病原体によって引き起こされます。

大きさは、ウイルスより大きく細菌よりも小さいです。

表にしてみると、こんな感じです。

ウイルス < マイコプラズマ < 細菌

 

普通、病原体というのはウイルスか細菌に分類されることが多いです。

インフルエンザウイルスとか、黄色ブドウ球とか。

病原体の最後に、~ウイルスか~菌と名前がついて、ウイルスか菌かがわかります。

 

マイコプラズマは、ウイルスでも細菌でもないユニークな特徴をもっています。

どちらにも分類されないので、マイコプラズマとして独立しています。

その特徴とはなんなのでしょうか?

 

 

 

マイコプラズマの特徴は?

細胞壁をもたないことです。

普通、細菌は体の構造を維持するために細胞壁という組織があります。

細胞の構造を保つために、壁のような組織をつくり細胞の形が大きく変わらないようにしています。

 

ところが、マイコプラズマは細胞壁を持ちません。

なので、球状や繊維状など形が変わったマイコプラズマになることがあります。

 

そして、治療上重要なことは、抗生物質の選択によっては効果が全くないものがでてきてしまうということです。

 

 

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細胞壁と抗生物質の関係

no1

 

ペニシリン系抗生物質(サワリシンなど)

セフェム系抗生物質(フロモックス、メイアクト)

上記2グループの抗生物質は、細菌の細胞壁を壊すように効果を発揮します。

 

なので、マイコプラズマは細胞壁を持たないので、この抗生物質がヒトの体の中にあったとしてもマイコプラズマに対しては全く効果を発揮できないのです。

 

病院にかかるときは、家族や会社、保育園などでマイコプラズマが流行っているかの有無を医師に伝えた方がいいです。その情報によって、医師が使う抗生物質を変えることもあると思います。

 

 

マイコプラズマは、体のどこに感染する?

マイコプラズマは、ヒトの細胞粘膜の表面に感染、増殖します。

その後、気管支や肺などの呼吸器官の細胞を破壊していきます。

 

よって、対策としてはうがいや手洗い、マスクをしてマイコプラズマを体内に入れないように日頃から気をつけましょう。

 

 

まとめ

  • マイコプラズマは、ウイルスでも細菌でもない、独立したマイコプラズマという生き物。
  • マイコプラズマは、細胞壁をもたない。このことで一部の抗生物質が効かない。
  • マイコプラズマは、気管支など気道に関連する細胞の外で増える。

 

 

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