マクロライド系抗生物質の副作用は、どんなものがある?

マクロライド系抗生物質の副作用 抗生物質

マクロライド系抗生物質の副作用

 

「マクロライド系抗生物質って安全って聞いたけど、ホント?」

「ペニシリン系と比べて副作用はないの?」

「もっと、マクロライド系抗生物質の副作用を知りたい。」

など、色々と疑問があると思います。

 

今回は、マクロライド系抗生物質の副作用についてまとめてました。

 

 

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アナフィラキシー、アレルギー反応

発疹1

薬の成分が体に合わないときに、出る過敏症の一種です。

具体的には、発疹や動悸、ひどい場合には呼吸困難などになることがあります。

 

マクロライド系抗生物質は、ペニシリン系の抗生物質よりも過敏症の頻度が少ないと言われています。実際はどうなのでしょうか?

 

ペニシリン系抗生物質のサワシリンとマクロライド系抗生物質のクラリスで比較してみます。

薬品名 サワシリン錠250mg クラリス錠200mg
ショックの確率 0.1%未満 頻度不明
TENの確率 0.1%未満 頻度不明

各薬品メーカーの資料より アステラス製薬大正富山医薬品

 

TEN…中毒性表皮壊死融解症

皮膚の細胞がやけどしたように、剥がれ落ちてしまう症状です。

詳しくは、ペニシリン系抗生物質の副作用は、どんなものがある?で説明しています。

 

資料を見たのですが、確率の表記は、0.1%未満と頻度不明としか記載がありませんでした。

数値での表現ではないため、よくわかりませんね。

感覚的には、ペニシリン系の抗生物質に対するアレルギーを持つ人の方が多い気がします。

 

 

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下痢

腹痛1

マクロライド系の抗生物質は体の中に入って代謝されると、消化管運動を活発にする場合があります。その結果、過剰な蠕動運動が起こり、下痢をすることがあります。

 

他の抗生物質は、腸内細菌の減少を引き起こして下痢を引き起こすので、メカニズムがちょっと違いますね。

 

マクロライド系 → 消化管運動を活発 → 下痢

他の抗生物質  → 腸内細菌の減少  → 下痢

 

 

 

マクロライド系の抗生物質が引き起こす下痢は、整腸剤では防げません。

消化管運動を抑えるような薬(セレキノンなど)が必要です。

 

詳しくは、マクロライド系抗生物質の一覧と特徴 ペニシリン系と何が違うの?の記事で説明しています。

 

 

腹痛、吐き気

腹痛や吐き気などの症状が起こることがあります。

これが起こるメカニズムも、上の消化管運動が亢進してしまうことと関連があります。

いつも以上に、胃や腸が動いてしまう結果、痛みや吐き気として症状が出ます。

 

 

まとめ

  • マクロライド系抗生物質の過敏症は、ペニシリン系よりも少ないとされている。
  • マクロライド系抗生物質が原因の下痢は、整腸剤では防げない。

 

 

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