便秘薬の継続使用と依存性 注意すべき点と治し方とは?

便秘薬の継続使用と依存性

「便秘薬ってどの薬が依存性があるの?」

「どのくらい使って、どんな症状があると依存していると言えるの?」

「もし依存しているなら、治し方を知りたい。」

など色々な疑問があると思います。

今回は、便秘薬の継続使用と依存性、治し方についてまとめてみました。

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依存性がある便秘薬の表

名前 依存性 刺激性
大腸刺激性下剤 あり あり
グリセリン あり あり
テレミンソフト あり あり
ラキソベロン液 あり あり
酸化マグネシウム なし なし

依存性がある便秘薬か否かを見分けるポイントは、刺激性の便秘薬かという点です。

大腸刺激性下剤のプルゼニドやコーラック、グリセリン、テレミンソフト、ラキソベロンなどは使い続けることで依存してしまうことがあります。その理由は、体が刺激に慣れてしまうからです。慣れてしまうと、今まで以上に強い刺激を与えなければ効果が得られません。そうして、便秘薬が手放せなくなるのです。

しかし、例外的に刺激性の便秘薬でも依存性がないものがあります。それは、新レシカルボン坐剤です。有効成分の炭酸ガスは、他の刺激性下剤に比べて効果が優しく効き方がおだやかなためです。

非刺激性下剤の酸化マグネシウムは、基本的に依存性がありません。しかし、私生活や食生活が乱れており、必要なマグネシウムを補えていない場合や体質的に便が硬くなりやすい人などは、継続的に薬を使わないと便が出ないという人もいます。

なぜ、便秘薬への依存が始まるの?

回答:継続使用によって、体が刺激に慣れてしまうから。

大腸を刺激して排便を促すという下剤は、使い続けることで体が慣れてしまいます。そうなると、現在の刺激では足りずに、もっと多くの刺激が必要となります。薬を飲む量を今まで以上に増やさなければ効かないという悪循環におちいるのです。

刺激性下剤を飲む

排便する

再び刺激性下剤を飲む

体が慣れて今までの量では効かない

量を増やして刺激性下剤を飲む

排便する

このループが繰り返す感じです。

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自分が便秘薬に依存しているかの見分け方

便秘薬をどのくらいの期間継続したら、依存症になるという明確な規定はありません。

したがって、今の自分の状態が依存状態かそうでないかで区別をすることになります。

初期症状

  • 便秘薬を増やして飲む回数が多くなった。
  • 排便したいという便意を感じにくくなった。

便秘薬を増やして飲むことが習慣化している場合、もうすでに依存が始まっていると言えます。

さらに、刺激性下剤を飲むことが当たり前になっていると、体が便意を伝えなくても代わりに刺激性下剤が行ってくれると認識して、便意を感じにくくなります。

依存症の状態

  • 通常量よりも下剤を増やして飲まなければ全く効かない。
  • 下剤がなくては排便できない状態が、1年以上続いている。
  • 便意を全く感じない。

刺激性下剤を慢性的に使うことで上記のような症状が起きます。

このぐらい症状が進んでしまうと、自分1人での解決はなかなか難しいものがあるので胃腸科の医師の診断や治療が必要になります。

さらに、下剤を服用すると、便と共に大量の水分も一緒に配置されてしまいます。この中にカリウムやナトリウムなどのミネラルも含まれているため、以前よりも足がつりやすくなったなど、カリウム不足の症状が出てくることもあります。

便秘薬の依存症の治し方

ポイント3

  • 大腸刺激性下剤の量を減らす。
  • 大腸刺激性ではなく、便を柔らかくする薬や食べ物を追加する。
  • 腸内環境を整える。
  • 便意を全く感じなくなった場合は、新レシカルボン坐剤を使う。

大腸刺激性下剤の量を減らす。

便秘薬依存症は、刺激性下剤を慢性的に使うことによって起こります。したがって、使う量を徐々に減らしていって最終的には大腸刺激性下剤を使うことを止めることが目標です。

ここでポイントがあります。

重度に便秘薬に依存している方が、いつも飲んでいる刺激性の薬を突然辞めてしまうと全く排便できない状態になるので危険です。刺激性下剤の量をこれ以上増やさないようにして、ゆっくりと減らすことが大切です。

便を柔らかくする薬や食べ物を摂る。

便を柔らかくする薬や食べ物とは、酸化マグネシウムなどの塩類下剤や水溶性食物繊維が該当します。どちらも食べることで、大腸まで届いて便を柔らかくしてくれます。

便が柔らかくなれば、今までよりも弱い力でも押し出すことが出来るようになります。そうすることが刺激性下剤の減量につながるのです。

腸内環境を整える。

腸内環境を整えると、大腸内に善玉菌の数が増えます。

そうすると、善玉菌が大腸のエネルギーである酪酸などの短鎖脂肪酸を作ってくれる量が増えて、大腸の運動が活発になります。

新レシカルボン坐剤を継続的に使う。

もし便意を全く感じないと言う状態ならば、便意を感じるようにリハビリが必要です。

今まで使っていた大腸刺激性下剤よりもずっと弱い刺激を与えて、その刺激でも排便できるようにするのです。そのために、新レシカルボン坐剤が使われます。

新レシカルボン坐剤の刺激は、便意を感じなくなった人に再び便意を取り戻させるのに適しています。

【関連記事】便秘薬 新レシカルボン坐剤などは、飲み薬とどう違うのか?

まとめ

  • 便秘薬の依存症は、大腸刺激性下剤を慢性的に使うことで起こる。
  • 通常量よりも下剤を多く服用しないと効かないならば、依存症の危険がある。
  • 大腸刺激性下剤の使う量を減らすことが、依存症の回復のカギ。

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