なぜ、大食いしても太らない? 腸内環境にヤセ菌を楽々増やす方法

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腸内環境とヤセ菌

 

 

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”woman-question-1.png” name=”小柚ちゃん”] なぜ、同じ量の食べ物を食べても太る人と太らない人がいるの?[/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”woman-smile-1.png” name=”小柚ちゃん”]腸内環境を改善することでダイエットできるなら、それやりたい![/speech_bubble]

 

など、食べても太らない体は、人にとって憧れですよね。

少しでも近づく方法はないのでしょうか?

 

 

2016年3月23日放送の「これがカラダの新常識 若さと美のヒミツ」で、腸内環境とヤセ菌というテーマでダイエットの新常識をやっていました。

 

あなたがこの記事を読むことで、腸内環境とヤセ菌、ダイエットに関しての理解を深める手助けになればと思います。

 

 

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大食い女性三宅智子さん

三宅智子さんは、フードファイターです。

 

三宅智子さんの食事量

そんな彼女は、身長152cm体重42kgと小柄なのに、1日7000キロカロリーを食べても太らないのです。これはトンカツで換算すると約15枚分にもなります。食事の回数は1日1回だけ夜にまとめて食べるそうです。

 

一般的な成人女性の平均摂取カロリーが1,800~2,200キロカロリーであることを考えると、実に3.5倍。つまり、一般女性が3.5日分かけて食べる量を、三宅さんは1日で食べてしまうのです。

 

まさに、痩せの大食いですね。

 

三宅智子さんを検査

どうして、そんなに食べても太らないのか、三宅さんの胃を調べてみました。

 

三宅さんに30個のおにぎりを食べてもらい、MRIで胃の大きさの変化をみます。食後は胃がどんどん膨らんで、上半身のほとんどが胃でいっぱいになりました。

 

普通の女性の胃の大きさは、空腹時で100ml、ごはんを食べると2000ml程度まで膨らみます。およそ20倍です。

 

三宅さんの胃は、20倍以上に大きく膨らんでいました。おそらく他のフードファイターであるもえのあずきさんなども、食後にMRIを撮ると、同じような状態になると思います。

 

でも、翌朝にはすっきりとして、全く太らないのです。

これはなぜなのでしょうか?

 

 

太らない腸内細菌(ヤセ菌)とは?

三宅さんが太らない原因を調べると、ある腸内細菌が注目されました。

その菌とは、「ビフィズス菌」、「バクテロイデス」という2つの菌です。

番組ではわかりやすくするため「ヤセ菌」と名付けていました。

 

この菌の割合が普通の人と比べて多かったのです。

腸内細菌は人間が食べたものをエサにして、様々な物質を作り出します。

ヤセ菌が合成してくれるのは、短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)です。

 

ヤセ菌が作る短鎖脂肪酸の効果

まず、肥満がどうして起こってしまうのかというと、脂肪を細胞が取り込んでいき、どんどん巨大化してくる。それが、肥満という事なのです。細胞の数は増えないけれど、1つ1つが膨らんでいくのです。

 

腸内で作られた、短鎖脂肪酸は血管を通り、全身の脂肪細胞へ届けられます。

短鎖脂肪酸があると、細胞への脂肪の取り込みを防いでくれます。

その結果、細胞は巨大化せず肥満を防いでくれるという事になります。

 

短鎖脂肪酸は、腸内細菌が作ってくれる天然のやせ薬であると言えますね。

 

短鎖脂肪酸と食品

短鎖脂肪酸を摂れば、脂肪の取り込みを防ぐならそれを多く含む食品から食べたらいいじゃないと思う人もいると思います。

 

実は、短鎖脂肪酸が含まれる食品があります。酢やバターなどです。

そうなると、もし短鎖脂肪酸をたくさんとるために、お酢を大量に飲むと食道に炎症を起こしてしまうリスクがあります。

バターはそもそもカロリーが多いため、ダイエット目的でたくさん食べるというのは、効果があまり期待できません。

 

そのため、短鎖脂肪酸を摂るときは、食品から直接摂るよりも、腸内細菌を介して間接的に摂るのが現実的な方法のようです。

 

 

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ヤセ菌の正しい増やし方

実は、ビフィズス菌とバクテロイデスは、誰の身体の中にも住んでいます。

しかし、個人差があり、腸内細菌の量や比率はまちまちです。

 

ヤセ菌を増やすには、日々の食事で、腸内細菌のエサとなるものを積極的に摂らなくてはなりません。

 

ヤセ菌の大好物は、「食物繊維」です。

食物繊維には、「水溶性」と「不溶性」の2種類がありますが、水溶性食物繊維が良いです。

その理由は、腸内細菌が消化しやすく、短鎖脂肪酸を合成する量も多くなるからです。

 

おすすめの食品は

らっきょう ひじき
   
 ごぼう(チップス)  納豆
   
 オートミール  切り干し大根

 

などです。海藻類、根菜類、発酵食品に多く含まれています。

もっと詳しく知りたい方には、水溶性食物繊維についての記事もあります。

 

 

腸の筋トレも大切

腸内細菌を増やすだけではなく、腸そのものを筋トレしてパワーアップすることもできます。

人間が食べ物を消化している時、消費するエネルギーは通常時に比べて25%増加するといわれています。

 

腸を活動的に保つことは、消費カロリーを増やすだけでなく、健康的を維持するのにも役立ちます。

 

腸のトレーニング方法とは

あえて、消化の悪いものを食べます

 

そうすることで、消化のために普段よりも筋肉を使って腸を動かす必要が高まり、蠕動運動が活発になります。

その結果、腸の中の滞留物がスムーズに流れて、腸粘膜にも良いとされています。

 

縄文人に習う健康法

縄文人は、魚、貝、きのこ、どんぐり、栗、山芋など収穫したものを食べていました。

縄文時代には、料理器具もそろっていないため、調理するというよりも生の食材を手をかけずにそのまま食べる食生活が主です。加熱していないものは、もちろん消化が悪いでしょう。

そのような食生活をすることで、腸を活発に動かすことにつながり、腸の筋トレになります。

 

腸に良い料理の例

・お刺身とわかめの葉っぱ包み

わかめと刺身をシソやエゴマで巻いて食べる。

味付けはごま油と塩のみです。

 

・縄文式ネバネバあえ

もずく、ナメコ、山芋、いくらを混ぜて食べます。

 

どちらの料理も腸に良いことは間違いないのですが、注意点もあります。

お腹の調子が悪い時や胃がもたれているときなど、体調がすぐれない時に食べると消化の負担が大きくなり、より体調を悪化させてしまうことがあるので、現在人は体調を見極めてから消化の悪いものを食べましょう。

 

 

まとめ

  • 食べても太らない人は、腸内細菌にヤセ菌が多く生息していた。
  • 腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸が、脂肪の取り込みを防いでくれる。
  • 水溶性食物繊維を多くとることで、ヤセ菌を増やすことができる。

 

 

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