片頭痛の予防薬を4つ紹介します。ガッテンで非公表の名前は何?

頭痛

ガッテン頭痛

 

2015年10月14日の『ためしてガッテン』で、頭痛を元から断つを放送していました。

 

片頭痛は、一度起こると日常生活が困難になる人もいるといいます。

 

今回は、片頭痛の原因、予防法、さらには番組では紹介されなかった片頭痛の予防薬の名前も紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

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片頭痛のメカニズム

片頭痛の痛みの強さの程度はひとそれぞれです。

日常生活に支障をきたし、ひどい人の中には3日間も寝込んでしまうこともあるといいます。

いったい片頭痛の痛みは、どのようにして起こるのでしょうか?

 

それを理解するカギは、頭の中の血管と神経の関係です。

 

頭の中の血管が、何らかの原因で膨らんで拡張するために、血管を取り巻いている神経が刺激されて痛みが出るといわれています。

 

また、脳の中には「視床」という痛みを感じる部分があります。

痛みは、人の体の色々な部分で発生します。その痛みの信号が末梢神経から、中枢神経、脳内へと伝達され、最終的に痛みとして視床が認識するということです。

この視床の働きが過敏になると、困ったことになります。

 

なぜ、頭痛薬が効かない人がいるのか?

通常、痛み止めは痛みを認識してから服用します。

ですから、視床は痛みが治まるまでの時間、わずかながらダメージを受けているのです。

 

このわずかな痛みの積み重ねが繰り返して、どんどん悪化していくとアロディニアという症状になります。

 

これは、普通だったら感じないはずの刺激を、痛みとして感じてしまうということになるのです。例えば、ブラッシングや、眼鏡をかけるといった日常的な行動でもアロディニアの人にとっては、痛みを感じるといいます。

 

アロディニアの人は、神経が過敏状態になっています。

そのため、通常の頭痛薬が効きにくい状態になりやすいです。

 

 

片頭痛の予防薬の正しい飲みかた

  • 月に2回以上の強い頭痛
  • 頭痛で日常生活に支障が出る
  • アロディニアなどの症状がある

上記に1つでも該当するようであれば、病院(頭痛専門医、神経内科、脳外科)を受診をオススメします。

片頭痛の予防薬を痛みがなくても薬を毎日服用するようにすると、2か月程度で効果が表れます。一度ダメージを負った視床が回復するのには少し時間がかかるんですね。

その薬は、一般的な痛み止めではなく、専門医が処方します。

残念ながら、番組では具体的な商品名は紹介されませんでした。

 

 

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片頭痛に使う予防薬の紹介

ためしてガッテンでは、一番知りたい薬品名が紹介されませんでした。

なので、私が頭痛治療のガイドラインを参考にして、その商品名を紹介します。

 

ミグシス、インデラル、デパケン、セレニカなどが、片頭痛の予防薬として使われます。

 

ミグシスとはどんな薬?

商品名は、ミグシス。

一般名は、塩酸ロメリジン。

 

効果としては、血圧を下げるカルシウム拮抗薬の仲間で、脳血管に選択的に作用します。

その結果、脳の血管が拡張するのを防ぎ、神経への刺激を少なくします。

 

片頭痛の予防に対しての保健適応を取得しています。

2か月間服用すると、64%の患者さんで頭痛の改善または軽減があったというデータがあります。

 

インデラルとはどんな薬?

商品名は、インデラル。

一般名は、プロプラノロール塩酸塩。

 

一般的には、心臓の薬や血圧の薬として使われることが多い薬です。

交感神経のβ受容体をブロックすることで、血管抵抗性を低下させるなどして効果を発揮します。

高血圧や不整脈がある患者さんには、同時に治療ができるので勧められます。

 

 

デパケンとはどんな薬?

商品名は、デパケン、またはセレニカ。製造するメーカーの違いで名前が異なります。

一般名は、バルプロ酸ナトリウム。

 

効果としては、脳内の異常な興奮や電気信号を抑える働きがあります。

 

 

頭痛体操について

薬を使わずとも頭痛を軽減できる2つの体操を紹介します。

もう、すでに取り組んでいる人もいるようですね。

 


(1)両腕をあげ、足を少し開きます。

(2)首は正面を向き、動かさないようにします。

(3)首を正面に固定したままで、体を左右に回していきます。

 

 

2つ目の体操

(1)腕を、リュックサックを背負うように前に回します。

(2)今度は、洋服を脱ぐように腕を後ろに回します。

 

注意点として、片頭痛の人は、頭痛がある時には行ってはいけません。

頭痛中に体操すると、悪化してしまいます。痛くないときに行いましょう。

 

 

頭痛日記について

diary

 

どんな時に頭痛が起きたか、痛みの強さ、種類などを記録することによって、自分にとっての誘因がわかってきます。

 

例えば、日記を見て、人混みの場所に行った時に頭痛を感じることが多いと分かれば、なるべく人混みを避けるようにしようとか、暑い日に決まって頭痛を感じるようなら、暑さを避けることで予防することもできます。

 

仕事が休みで、家でのんびりしている時に頭痛が起こり、寝込む事の多かった方が、休みの日にはなるべく予定を立てて出かけたり、家の掃除で、体を動かすようになったら、頭痛が楽になってきたというような事もあるようです。

 

毎日日記をつけることで、自分の頭痛と前向きに付き合って、少しでも快適な生活が送れるようにしていきましょう。

 

 

まとめ

  • 片頭痛は、血管が広がって周りの神経を刺激することで起こる。
  • 繰り返し刺激を受けると、わずかな刺激でも痛みとして感じるアロディニアになる場合も。
  • 片頭痛の予防薬を毎日飲むことで、2か月位で症状が軽減できる期待ができる。
  • 頭痛日記をつけることで、自分と頭痛との関係性を客観的に見つめられる。

 

 

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